預かっている子の事や、親の悩みの相談に乗っている時に
いつも感じた事が有ります。
悩まなくても良い問題を堂々巡りして、事を大きくしているなぁ。と
考える事は大切ですが、つまらない事で悩むのは不要だと。
最近、自分で考えられない人が増えていますね。
それは、物が豊かになり、食べるものが充分有るから、
切羽詰まっていない生活をしているからでしょう。
有って当たり前の生活は、喜びが薄く、愚痴が多く、感謝が少ない。
物を大切にする人は、人も大切にする。
何にでも命が有るのに気が付いていない。
与えられて当たり前の生活に成っているから
考えなくても困らないから、
この様な現象が増えているのでしょう。
若し、食べるものが無かったり、支え合える家族がなかったら・・・
あんな事、そんな事を悩む余裕は有りません。
生きるのに必死ですから、考え、工夫して、得た事や出来た事に
喜びを感じ、感謝する心が育つのです。
相手を言葉で、態度で中傷したり、道具で切りつけたりしても
自分が痛くないから、平気なのです。
世の中は、目に見えませんが、お世話になっているのです。
40年位、人の相談に乗っていますが、皆さん幸せの上で
あぐらをかいて居られますね。
あんなに騒いでいた人が、心を落ち着かせて見ると、
結果は、すぐ好転するのです。
お世話になっても、心からお礼を言えない人も増えました。
態度が大柄になり、偉くなったと勘違いする人も多くなりました。
子どもが悪いのでは有りません。親と周りの大人の考えや
態度を変えないと、危機が迫ってきますよ。